7月AS研究会「個人と組織の幸福優位性を高める秘訣」

昨日、AS(アクティブステイタス)研究会が行われました。

今回のテーマは「個人と組織の幸福優位性を高める秘訣」
ということで、ポジティブサイコロジースクール代表の久世浩司先生をお招きして、
ポジティブ心理学」とはどんなものなのか?入門編として、
さわりの部分をお話していただきました。

ポジティブ心理学
日本での知名度はまだこれからのようですが、
欧米諸国では3人に1人は知っているそうです。

ポジティブ心理学としてのカテゴリーは大きく、
ストレングスファインダーやマインドセットポジティブ心理学の一部だそう。


通常の心理学は
欠陥や問題にフォーカスし、マイナスから0へ向かうことを目指していきますが、
ポジティブ心理学」は
強みや能力を形成することにフォーカスし、ポジティブな感情を豊かにする、
幸福に意欲的になることを目指すものだそうです。

well-being=幸福度

自身のwell-beingを高めることで個人と組織の成功と繁栄を可能にする、
ポジティブで持続可能な特徴だそうです。

well-beingを大切にすると、
・社交的で友人に恵まれ、周囲のサポートを得られやすい。
・利他的で人助けをする
・結婚生活が充実し、離婚率が低い
・免疫力が強く、健康的で、長生きしやすい
・心の健康度が高い
・ストレスやトラウマに対処できる
などのメリットがあります。

中でも健康に関しては
人生の位置時期に高い幸福度を経験した人は・・・
・6年後に脳卒中になる率が低い(特に男性)
・冠状動脈系の心臓病を患っても、11年後に生存する率が高い
・8年後に交通事故で死亡する率が低い
・いかなる理由でも28年後に死亡する率が低い
などの統計結果が出ているそうです!

すごいですね!

とても印象的だったのが、
幸福度を形成する3要因が
1先天的要因(50%)
2自発的要因(40%)
3環境要因(10%)
というウェルビーイングの理論。

先天的要因は変えられないですが、
自発的要因を変えることで底上げが出来るという久世先生の言葉が印象的でした。

様々な学術的な証明と奥深いワークを交えた、とても充実した1時間半でした。

久世先生、
ありがとうございました!