インターンを終えてみて!

みなさん、こんにちは。インターンの羽生です。
大学のインターンシップの授業を通してお仕事をしている私ですが、9月2日でインターンの期間が終了します。
LDCのみなさん、講座でお会いした方々、このブログを読んでくださっているみなさん、とてもお世話になりました。
期間としては長期間でしたが、密度が濃かったためか気がつけばあっという間の一カ月だったように感じています。
こんな未熟な自分ですが受け入れてくださったことに本当に感謝しています。
ありがとうございました!

このインターンを通して、「仕事とは?」「働くこととは?」「働きがいって何?」という漠然とした大きな問いに向き合ってきましたが、そう簡単には答えは出ず、むしろかえってもやもやとしたものが残ってしまったというのが正直な感想です。

しかし、実際にお仕事をしてみて気がついたことが少なからずありますので、この一か月間の感想も含めて、最後にこのブログに書かせていただきたいと思います。


インターンを始める前の私の中の「仕事」のイメージは、無駄な作業は一切なく、きびきびと行動し、与えられたタスクを効率的にこなしていくといったイメージでした。
まさに「仕事をするため」に会社にやってくるというイメージです。

実際に働いてみた感想として、毎日仕事をするということは想像以上に辛く大変なことであり、単に仕事をこなすことだけを目的としていては何年も何十年もお仕事を続けていくことは難しいように感じました。
それなのに、毎日夜遅くまで働き、次の日も朝早くから出社するみなさんを目の当たりにしたことや、実際に自分自身も一回も休むことなくこのインターンを終えることができたという理由には、きっと「仕事をこなす」こと以上にもっと大きな目的があったに違いないと思います。

その目的が何かというはっきりとした答えを出すことはできませんでしたが、私が当初抱いていた「仕事」のイメージはLDCで働いたことによって一掃されたことは事実です。
LDCはもしかしたら特殊な環境だったのかもしれませんが、この場所で働くことで私は仕事をするうえでは一見「無駄」と思われるようなことにたびたび出会いました。
仕事中に全く関係のない雑談で盛り上がることもあれば、夜遅くまでパーソナルな問題を真剣に話し合うこともありました。
また、たびたびご飯をごちそうしていただいたり、新オフィスでの引越し祝いプチパーティーもとても楽しかった思い出です。
単に「仕事をする」ことを目的とするならば、こういった無駄な時間はますます削られていくのではないでしょうか。

しかし、LDCにはあえてそういった「無駄」が存在していたように思います。
そして、その「無駄」によってこそ、私たちはよりよい「関係性」をつくることができたのだとわかりました。
私が毎日仕事を続けることができた理由には、その「関係性」を大事にしたいという思いがあったからなのだと今になって思います。
周りの方々が親身にサポートをしてくれたり、仕事を達成したら感謝の言葉をくださったり、そして何よりインターンとして自分を受け入れてくださったこと、そういった「関係性」があってこそ私の心は動かされていました。

だからこそ、私は仕事をするうえではこの「関係性」を大事にしたいという思いを強く抱くようになりました。
人が動くと書いて「働く」ですが、私は、人間は仕事のために動くのではなく、人のために動くのではないかと思っています。
そこには単に仕事をこなすこと以上に、人と人との関係性の存在が大きく影響しているのだと思います。
「仕事をする」ということを単に与えられたタスクをこなすことと定義するのならば、私にとって「働く」とは、そういった人と人との関係性の中で、自分や周りの人間が共に高め合っていくことなのだと思いました。
仕事をするうえでは一見「無駄」であっても、働くうえでは重要なことがあるのだと気づけたことはこのインターンを通しての私にとって一番の学びでありました。

この一カ月で、たくさんの刺激的な経験をさせていただき、また、LDCの方々をはじめ、私に関わってくださった全ての方からとてもたくさんの影響をいただきました。
何より、会社の引っ越しという一大イベントに大きく貢献できたことは、私にとってとても嬉しい気持ちでいっぱいです。
このインターンは私にとって、とても大切でとても充実した期間でした。
また私自身もここで働いていたことで多くの方々に少しでも何か影響を与えることができたのなら、それはとてもとても嬉しいことです。
そうやって関係し合うことで、私たちの心も充実したものになっていくのではないかと思っています。
それが、もしかしたら働きがいにつながっていくのかもしれません。


このたびは本当に貴重な経験をさせていただきました。
改めて、LDCのみなさん、講座でお会いした方々、このブログを読んでいるみなさん、本当にありがとうございました!
これからも、ここでつながった関係性を大切にしますね!
それでは!


羽生琢哉