事例研究会について  (5月18日)


こんにちは。ラーニングデザインセンターの芹口です。
先日、丸の内ビルにて「教育現場におけるアクションラーニング活用事例研究会」が開催され、教育現場でご活躍中の教員の方々を中心に、多くの方々がお集まり下さいました。
私もスタッフとして参加し、拝聴致しましたので感想を含め、当日の様子を少しご紹介したいと思います。

今回の研究会ではALの手法を教育現場に活用し、「協同的な学習」を推奨している学校法人麻生塾の事例や、埼玉県立越ヶ谷高校教諭の小林昭文先生の授業手法が紹介されました。
既存の教育現場では、教員が一方的に話す講義型の授業形態が一般的とされています。しかし、もし学生自らが主体的に授業に参加し、チーム学習(協同的な学習)を行っていくことができたなら…
まさにその「協同学習」を積極的に行っている実例を通して、その効果は明らかなものとして伝わってきました。
参加された教員の方々が真剣に「教師が変わるにはどうすればいいか」について討論している姿はとても印象的で、既存の教育現場では扱うことが難しいとされるAL手法を活用したチーム学習が、今後良い形で教育現場の改革へと繋がっていくことを期待せずにはいられませんでした。

蛇足ですが...
数日前の新聞で「予備校講師が学校教育現場の教師に指導・授業アドバイスを始める」といった内容の記事を目にしました。しかし、それは本当に今必要な教育現場の変革なのだろうか、という疑問を感じずにはいられませんでした。今回の研究会の内容こそ、今の教育現場で考えていかなければならない課題であるように思います。

JIAL認定シニアALコーチの赤津さんを始め、学校法人麻生塾の松田美幸
さん、埼玉県立越ヶ谷高校教諭の小林昭文先生、本日は貴重なお話を本当に有難うございました。

7月には今回の研究会に関連した「教員ALコーチ養成プログラム」が開かれます。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。